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「新刊 人財関連・ビジネス教養 最新書籍ガイド」2016/03/16

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<2016/03/09号 2016/03/16号 2016/03/23号>    
 

 毎週1回水曜日に、エデュケのこのコーナーにて、平田周先生監修のもと直近発売された新刊書の中から人財関連、ビジネス教養に関するものを各10冊ずつとピックアップした1冊選んでご紹介しております。 経営・人事・人材開発・育成・研修担当者の方々や教育機関・コンサルタントの方々は ぜひ毎週チェックして情報収集にご活用ください。

 また気になる本をこのページの下でその場で購入もできますように「amazon」にリンクを貼っています。なお、研修総合サイト「エデュケ(R)」を貴社の人事、研修サイトにリンクを張って ご利用いただくことも許可いたします。ご入り用の企業様にはバナーを提供させていただきます。お問い合わせください。

『「超」一流コンサルタントが実践する 情報を「知恵」に変えるトレーニング』

人材関連書籍


プロローグ 情報を「持っているだけの人」から
      情報を「使える人」へ
第1章 ケーススタディから学ぶ情報分析とその活用法
     - 「基本的な情報」と「基礎的な知識」とは何か?
第2章 「基本的な情報」を得る
     - どうすれば、それを得られるのか?
第3章 「基礎的な知識」を学ぶ
     - 何から学べばいいのか?
第4章 「思考力」を高める
     - 「仮説・分析」で情報を使う達人になる
第5章 情報分析力を高める12のコツ

小宮一慶著 海竜社
2016/2 228pp 1500円+税 9784-759314588

 

 情報を「持っているだけの人」から、情報を「使える人」にならなければならない。これが本書のテーマである。
 それには、情報分析力を高め、情報を知恵として活用しなければならない。それに必要なのが「基本的な情報」「基礎的な知識」「思考力」の3つである。

「基本的な情報」とは、常に移り変わる最新の情報であり、「基礎的な知識」とは不変的な定義や考え方を意味する。「思考力」はそれらを有機的に結びつける能力である。「思考力」によって、それらが「使える情報」に変わる。「基本的な情報」は鮮度が必要であり、「基礎的な知識」は一度身につければ、多くは一生使える。

 多くの人が、知恵とは「情報の量や質」と思っているが、「基本的な情報」なしでは情報の分析は進まない。そして本当に必要なのは、その情報を意味のあるものに変える「知恵」なのである。

 ビジネスパーソンの情報を扱う力を次の5つのレベルに分けている。

 レベル1 仕事に必要な基本的な情報を集められていない
 レベル2 仕事の情報はあるが、基礎的な知識を学んでいない
 レベル3 情報や知識は持っているが、思考力不足のために十分に分析できていない
 レベル4 情報を理解・分析して、仕事や人生に生かしている
 レベル5 複数の情報をつなげて、仮設を立てられる

 本書は、先の情報分析に必要な3つの力について、最新のビジネス情報を例題にとりあげながら解説している。
 第2章に、著者の情報収集術について書かれた項がある。

 朝、朝食時に、NHKのニュースを見ながら読売新聞を読み、出勤途中で日経新聞を、会社に着いてから日経産業新聞を読むというのが通常のパターンとなっている。
 新幹線やホテルに備えつけの新聞があれば、目を通す。かばんの中にはいつも『ニューズウィーク日本版』が入っている。いろいろな場所で、状況に合わせてさまざまな情報に触れるよう努めているということだ。
 政治の論争的なテーマについては、新聞の社説を読む。新聞社によってだいたい思想的な立場が決まっているので、いろいろなものを偏見なしに読むことも、情報を得る際には大事である。スマホやネットの情報も活用するが、使い方などで注意が必要。

 人脈を広げて情報の幅を広げることも役に立つ。自分にない情報や知恵を他人から授けてもらう。人脈というのは、ただ知っているというだけでは人脈とは言わない。いざというときに、電話やメール一本で、情報や知恵を与えてくれる人のことを言う。
 人脈はどうしたらできるのか。著者は、「与えるものがある」というのが人脈づくりのポイントだと考える。

 第5章では、情報分析力を高める12のコツを紹介している。

 1.覚えるより理解する
 2.簡単な本ではなく、難しい本を読む
 3.頭の中のデータベースを活性化する
 4.関係ないことにも、当事者意識を持つ
 5.日経新聞を毎日分析する
 6.直感で判断する
 7.定点観測する
 8.数字で考えるクセをつける
 9.複数の情報を比較する
 10.素直になる
 11.情報収集源の範囲を絞る
 12.周りから見て、恰好いいことをする

 著者は、銀行勤務を経て、経営コンサルタントとして独立。商売がら情報は命である。ただの情報通では仕事にならない。思考力が必要といっても、思想家のように自分の考えに固執するのでは相手を説得できない。
著者が言うところの「基本的情報」と「基礎的知識」をベースに「思考力」が求められるという、この基本は変わらないまでも、役に立つ情報を入手する方法、それの活用法は、それぞれ立場や職業によって違ってくる。自分流のやり方をつくることが大切であろう。


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