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「新刊 人財関連・ビジネス教養 最新書籍ガイド」2015/06/24

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<2015/06/17号 2015/06/24号 2015/07/01号>    
 

 毎週1回水曜日に、エデュケのこのコーナーにて、平田周先生監修のもと直近発売された新刊書の中から人財関連、ビジネス教養に関するものを各10冊ずつとピックアップした1冊選んでご紹介しております。 経営・人事・人材開発・育成・研修担当者の方々や教育機関・コンサルタントの方々は ぜひ毎週チェックして情報収集にご活用ください。

 また気になる本をこのページの下でその場で購入もできますように「amazon」にリンクを貼っています。なお、研修総合サイト「エデュケ(R)」を貴社の人事、研修サイトにリンクを張って ご利用いただくことも許可いたします。ご入り用の企業様にはバナーを提供させていただきます。お問い合わせください。

『「速さ」と「質」を両立させるデッドライン資料作成術』

人材関連書籍


 第1部 プロの情報の集め方
第1章 プロはGoogleをさまよわない
第2章 プランニングが早さを決める
第3章 信頼できる情報はここにある
第4章 情報調査にも型がある
第5章 資料のまとめ方が作業を早くする
 第2部 プロの資料の作り方
第6章 プロはパワポを開かない
第7章 読んだ人に理解させるための構造がある
第8章 スライド表現にオリジナリティはいらない

上野佳恵著 クロスメディア・パブリッシング
2015/6 159pp 1580円+税 9784-844374138

 

 コンサルティングの仕事というと、顧客の問題解決に知恵を出すこと、見事な解決案を提示することのように思われるが、その基礎には問題に関連するあらゆる情報を拾い集め、分析するという地味な調査という仕事がある。マッキンゼー社では、コンサルタントと、リサーチャーと資料作成スタッフのチームワークで仕事がなされている。
 調査、そしてその資料作成については、これまであまり本として解説されることがなかった。

 本書は、マッキンゼーでリサーチャーを経験した著者の経験が基礎となっている。調査実務の経験者でなければ書けないようなヒントがあちこちに散りばめられている。1章から5章までは調査について、6章から8章までは資料のまとめ方とプレゼンについて書かれている。
 情報を得るための調査の要領を知っておけば、誰にでも役立つ。ソリューション営業という言葉が広まったが、調査という目立たない努力によって得られる情報なしでは価値は低い。経験だけでは正しいコンサルティングはできないのである。

 世の中に存在する情報は膨大であり、自分が見えているものは一部でしかない。時間をかければいい情報が見つかるわけではない。リサーチのプロとは、ビジネス情報ニーズの全体像が頭の中にあり、それらがパターン化されており、最短・最速で必要な情報を得ることができる人である。

 何かについて調べて資料を作るというときには、必ず目的がある。調べることが目的ではない。上司からA社に関してちょっと調べて欲しいという指示を受けた場合も、なぜ調べる必要があるのか、なぜA社なのか、B社、C社についても調べておいたほうがいいのではないか、といったことなど重要なポイントを絞り込んで調査を行うのである。
 しかし、余計な情報を集めることはムダになる。集まった情報も、必要になる情報のレベルで分け、優先順位をつける。

 手当たり次第の情報調査をやめる。調査を効率よく行うにはプランニングが有効である。情報集めのプランニングとは、自分の欲しい情報がどうすれば手に入るかを考えることである。調査を始めるにあたり、どのような情報が必要なのかを具体的にリストアップする。どんな目的のために、情報が必要なのかを見える化することである。プランニングでは、どれだけ時間をかけることができるかも計算しておかねばならない。

 調査の情報源というと、多くの人がインターネットを筆頭にあげる。しかし、意識すべきは、インターネット自体は何ら情報を創り出しているわけではないことである。情報源はインターネットで繋がっている先にある。信頼できる情報でなければならない。情報源について確かめることが必要である。
 書店、図書館、書籍、雑誌など、すべて重要な情報源になるが、ヒアリング・インタビューは一次情報を入手できるという点において、他では得られない貴重な情報を得ることができる。書籍やWebサイトなどの公開情報を見ているだけでは、他人とは違った情報、一歩先を進んだ見方を知ることはできない。リサーチャーの間では、なるべく情報源に近いところで、情報を得ることと、できる限り一次情報を入手することが鉄則だ。
 しかし、すべて自社でヒヤリング調査を行うことはできない。それに代わるものとして、調査資料や新聞、Webサイトを利用する。

 プレゼンテーション資料の作成というと、誰もがパワポ(パワーポイント)を思い浮かべる。しかし、作成に凝り、時間と手間を要する。部内資料に凝ったイラストや複雑なアニメーションは必要ない。取引先や市場環境に関する情報を、いかにわかりやすく、的確に伝えるかがポイントである。


先週の新刊 人財関連
   

先週の新刊 ビジネス教養
   


 
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