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「新刊 人財関連・ビジネス教養 最新書籍ガイド」2015/06/17

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<2015/06/10号 2015/06/17号 2015/06/24号>    
 

 毎週1回水曜日に、エデュケのこのコーナーにて、平田周先生監修のもと直近発売された新刊書の中から人財関連、ビジネス教養に関するものを各10冊ずつとピックアップした1冊選んでご紹介しております。 経営・人事・人材開発・育成・研修担当者の方々や教育機関・コンサルタントの方々は ぜひ毎週チェックして情報収集にご活用ください。

 また気になる本をこのページの下でその場で購入もできますように「amazon」にリンクを貼っています。なお、研修総合サイト「エデュケ(R)」を貴社の人事、研修サイトにリンクを張って ご利用いただくことも許可いたします。ご入り用の企業様にはバナーを提供させていただきます。お問い合わせください。

『レジリエンスの教科書』――逆境をはね返す世界最強トレーニング

人材関連書籍


 Part1 変化に向き合う
Chapter1 レジリエンスとは、何か?
Chapter2 あなたのレジリエンス度は?
Chapter3 レジリエンスの土台を築く

 Part2 7つのスキルを身につける
Chapter4 スキル1 自分をABC分析する
Chapter5 スキル2 思考のワナを避ける 
Chapter6 スキル3 氷山を見つける 
Chapter7 スキル4 思い込みに挑む 
Chapter8 スキル5 大局的にとらえる
Chapter9 スキル6〜7
速攻型:心を静め、瞬時に反応する 

 Part3 レジリエンス・スキルを実践する
Chapter10 大切な人との関係をつなぐレジリエンス
Chapter11 レジリエンスで子育てが楽になる
Chapter12 仕事に活かすレジリエンス
Chapter13 レジリエンスな人生を送るために

カレン・ライビッチ/アンドリュー・シャテー著
宇野カオリ訳 草思社
2015/6 381pp 1900円+税  9784-794221308

 

 もの事がうまくいかない時にはじっと耐え、それに適応するレジリエンス(再起力、逆境力)の必要性については改めて強調することはないであろう。問題は、自分のレジリエンスがどれだけ高いか、自分でレジリエンスを高めることができるだろうかということにある。
 著者は、前者の問いに対しては、レジリエンス指数(RQ)を測定するテストを開発した。後者については、レジリエンスとは、逆境に対する自分の考え方をどう変えるかということにあり、レジリエンスが7つの顕著な要素から構成されていることを解明し、それぞれのスキルを高める方法を詳しく述べる。

 著者らの研究から、レジリエンスの本質は、「感情調整力」「衝動調整力」「共感力」「楽観力」「原因分析力」「自己効力感」「リーチアウト力」の7つの能力で構成されていることを突きとめた。これらの7つの具体的な要因については、測定し、教え、向上させることができるという考えを基に、レジリエンス指数(RQ)を測定するテストを開発した。

 RQテストは、56の質問から成り、次の5段階評価で答える。

1=まったく当てはまらない 2=やや当てはまる
3=どちらかといえば当てはまる 4=たいてい当てはまる
5=とてもよく当てはまる

 その後に、「感情調整力」「衝動調整力」「共感力」「楽観力」「原因分析力」「自己効力感」「リーチアウト力」の要素ごとに、8つの指定する質問項目が何点だったかを記入する。そのうちの4項目はポジティブなもの、4項目はネガティブなものとなっている。ポジティブの合計からネガティブの合計を引き算し、その得点が、平均以上か、平均か、平均以下かで、自己評価できる。
(注) リーチアウト力とは、働きかける能力を意味する。

 レジリエンス力はトレーニングによって変えられるという考えに立ち、7つのスキルをあげて、具体的な方法が詳しく説明されている。

 スキル1   自分をABC分析する
 スキル2   思考のワナを避ける 
 スキル3   氷山を見つける 
 スキル4   思い込みに挑む 
 スキル5   大局的にとらえる
 スキル6〜7 速攻型:心を静め、瞬時に反応する 

 7つのレジリエンス・スキルの基礎は、私たちの感情や行動は、出来事そのものから生じるのではなく、出来事に対する私たちの解釈の仕方によって生じるものであるという認識から成り立っている。この中でわかりにくいのは、スキル1のABC分析であろう。

 A=逆境
 B=ティッカーテープ思考(頭の中をさっとよぎる思考)
 C=結果としての感情と行動

 このA、B、C、3つの組み合わせで自己分析するのがABC分析である。
 たとえば、人の感情や行動(C)は、出来事や逆境(A)からではなく、出来事に対する個々人の解釈の仕方、思い込みや思考(B)によって生じる。
 また、B−Cつながりの知識があれば、他者への共感を強め、助けとなることもできるとする。

 逆境や困難を乗り越える力、すなわちレジリエンスのレベルを決めるのは「自分の思考スタイルにある」とする考えが原点である。


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