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「新試験制度説明会」レポート(後編)

 

 先日2月26日に開催された『新試験制度の説明会』(主催:独立行政法人 情報処理推進機構< IPA >情報処理技術者試験センター)に参加しましたので、ご報告したいと思います。今回は前回の続きで後編になります。

IT スキル標準 V3 ( ITSS V3 )の概要

 ITSS V3 の概要を聞かせてもらいました。新試験制度との整合性をとることに大変腐心されているのがよく分かります。

【 V3 における IT スキル標準キャリアフレームワークの改訂点】
1)レベル 1 、 2 の共通化(対応しない職種の専門分野の線を削除)
2)一部の職種・専門分野の変更(コンサルタント、 IT スペシャリスト)

 図解できなくて申し訳ありません。発表資料を機密扱いしているためでしょうか、 Copy さえできないファイルです。

1)は試験制度との親和性を高めるためのようです。
2)の具体的な詳細は3月末を待ちましょう。

 この辺は想定の範囲内という感じがします。

【 IT スキル標準と情報処理技術者試験とのレベル整合について(レベル1〜3)】

 

IT スキル標準

情報処理技術者試験

達成度指標

スキル熟達度

業務と役割

レベル3

要件に対して独力で達成

メンバーとして独力で実践

独力で役割を果たす

レベル2

上位者の指導の下または作業標準に従い一部を独力で実施

メンバーとして上位者の指導の 下で実施

上位者の指導の下、役割を果たす

レベル1

担当作業を実施

基礎的な知識を有する

活動を行う

 上記のように、レベルの定義そのものも整合されてきます。では、注目のレベル判定はどうなるのでしょうか。もう一度下の図をご覧ください。


 よく見ると、「各企業で判断」という部分があります。注目してください。そうです、 IT スキル標準のレベル( 1 〜 5 まで)は最終的には各企業が判断するのです。次の「レベル評価」が最も重要な部分です。

【レベル評価ガイド】
IT スキル標準レベル評価方法に関する基本的な考え方
    ◆達成度指標による経験・実績で評価することが「 IT スキル標準」の基本思想

 この一文が「 IT スキル標準」のいわば“憲法”です。どんなに知識があり、試験に合格しても仕事をしている実績がなければそのレベルの評価になりません。当然のことです。

 よく引き合いに出されるのが、情報処理技術者試験における学生の合格率と社会人のそれとの対比です。常に学生のほうが合格率が高いようです(受験勉強になれているからでしょう)。社会人はそうでもないそうです。

 では、実務経験はないけど試験に合格した学生と、実務経験はしっかりあるが試験に不合格の社会人では、どちらのレベルが高いのでしょうか。

 「 IT スキル標準」では、実務経験のある社会人の方が、レベルが高く評価されます(当然です)。一方「共通キャリア・スキルフレームワーク」では、社会人ではなく、試験に合格した学生の方が高く評価されることになります。

 常識的に見て、どちらのレベル判定が正しいでしょうか。明らかですね。
 ここが、「 IT スキル標準」と「共通キャリア・スキルフレームワーク」との決定的な違いです。

 【前編】でも書きましたが、「共通キャリア・スキルフレームワーク」のレベル( 1 〜 3 )の定義は「試験の合格」です。仕事ができるかできないかは一切無関係です。一方「 IT スキル標準」では、策定当初から「実績主義」を貫いています。それが「 IT スキル標準」の価値と言えるのではないでしょうか。それも大変大きな価値だと思います。

 しかし、「 IT スキル標準 V3 」では、試験制度との整合性に大変腐心し、以下のような(まるで)妥協案をだしています。

「レベル1〜3のレベル評価にあたっては、基本的に情報処理技術者試験の合格をもって判定することを可能とする。ただし、情報処理技術者試験を用いない場合の評価指標として達成度指標は従来通り有効である。従来どおり達成度指標に基づくレベル判定を否定しない」
(「 IT スキル標準 V3 の改定について」 P27 より抜粋)

 まるで玉虫色の妥協案に聞こえます。もっと堂々と違いを明確にしても良いのではないでしょうか。

 もし、社内できちんと面接などして、レベル評価(レベル 2 や 3 を含めて)をされているのであれば、そのまま今のやり方を続けるべきです。正しいことをやめる理由は何もありません。試験制度との整合性のために正しいことを放棄するべきではないと思います。あくまでも「達成度指標による経験・実績で評価することが IT スキル標準の基本思想」です。

  最後に「共通キャリア・スキルフレームワーク」についての意見を述べます。


 この表は正しいのでしょうか。

 知識のリストとしては大きな間違いがあるわけではありません。もちろん技術項目は時代とともに変わっていきます。それに合わせて追随する必要もあると思います。

 むしろ問題なのは「知識」が 1 から 8 までで、それ以外の「資質」「技能」が残りの 2 つしかない点です。これを普通の人は、「知識が 80 %で残りのパーソナル部分は 20 %しかない」と見ると思います。つまり、 IT 人材に必要なスキルは 80 %が知識であり、残りの 20 %がパーソナル部分です。そうすると、レベルはエンジニアの知識を試験で測れば( 80% が正しく評価されるので)それでほぼ正しいレベル判定になる。という論理ではないでしょうか。

 これは明らかに間違いだと思います。 OECD の学力の定義が既に「知識」ではなく「考える力」に変わってきていることを前編の朝日新聞の記事で紹介しました。私はこれがそのまま IT 人材の教育にも当てはまると思います。「考える力」は「技能」の課題発見能力、抽象化能力、問題解決能力に相当します。また OECD/PISA の「読解力」におけるコミュニケーション能力はまさにヒューマンスキルに相当します。ですから、 IT 人材能力の 80% を知識に比重を置いている情報処理技術者試験の古い考え方は、もはや世界の学力の定義から外れてしまっていると言えます。

 比率はむしろ逆で、「知識」より「ソフトスキル(ヒューマンスキル)」や「技能」(課題発見、抽象化、問題解決)の方が多くなると思います。世界の IT 人材に求められているスキルの 80% は「パーソナルな部分(ヒューマンスキルや課題発見、抽象化など)」であり、残り 20% が「知識」ではないでしょうか。ですから、日本の義務教育の問題点はまさに IT 人材教育の問題点と言えると思います(この 80%/20% の数字にこだわるわけではありませんが、意図はご理解いただけると思います)。

 もう一つの例を紹介します。 ITSS ユーザー協会の高橋専務理事が好んで使われている、ロバート・カッツ教授の「能力と職位の関係図」です。

 

Robert Katz, "Skills of an effective administrator," Harvard Business Review, September-October 1974, pp. 90-101.

 カッツ教授によるとスキル構造は 3 種類あります。

  ・専門能力(テクニカルスキル)

  ・ヒューマンスキル(ソフトスキル)

  ・概念化能力

 専門能力は「共通キャリア・スキルフレームワーク」の 1 から 8 までの知識に相当します。ヒューマンスキルは 9 番目の「ソフトスキル」で、コミュニケーション、リーダーシップ、などです。

 概念化能力は 10 番目の「技能」の部分で、課題発見能力、抽象化能力、問題解決能力に相当します。そして「共通キャリア・スキルフレームワーク」との決定的な違いはその比率です。

 ハイレベルになればなるほど、「知識」は少なくなり、せいぜい 20% 程度になります。注目していただきたいのは、 9 番目の「ソフトスキル(ヒューマンスキル)」です。レベルに変わらず、半分近くを占めています。カッツ教授によると、一番重要なのはヒューマンスキルなのです。これは「共通キャリア・スキルフレームワーク」での比率とちょうど逆になります。 OECD の新しい学力の定義とも一致します。

 知識偏重のままで良いと思っているのはどうも日本の情報処理技術者試験センターの関係者のみではないでしょうか。日本の IT 人材教育が「世界から取り残された人材」の育成になってしまうことを大変危惧します。

 OECD の PISA で問われているのは義務教育のことで IT 人材を対象にしたものではない、と思う方もいらっしゃると思います。それも一つの考え方ですので、否定はしません。そのような方との違いをあえて言えば、抽象化能力、課題発見能力の差ではないでしょうか。義務教育の知識偏重教育の危機を抽象化し、一般化すれば、 IT 人材の教育との共通性、類似性は明らかになると思います。一方、抽象化ができなければ(抽象化能力がなければ)、義務教育と IT 人材教育との違いに目をとられてしまいます。現在はこのような抽象化能力(一般化能力)、課題発見能力が、世界に通用する学力において求められているのではないでしょうか。

 新試験制度の説明会を聴いても、やはり知識偏重の考え方を強く感じます。例えば以前の試験の合格は現在でも有効だという説明もありました。昔の「特種試験合格」を今でも名刺に印刷されている方もいらっしゃいました。聴いていて「ぞっとした」のは私だけでしょうか。そんな昔の知識(技術)に頼って仕事をされているのは、 OECD の学力の定義が変わっているのと同様、世界の IT 人材への要求が大きく変わっていることを何も知らないからではないでしょうか。

 古い知識(「特種試験合格」など)に留まっている人のコミュニケーション能力(例えばプレゼンテーション能力)はどうでしょうか。知識偏重の試験を推進される方(当然その人の能力も知識偏重です)に、世界で通用する新しい学力としてのプレゼンテーション能力を期待することは無理(間違い)かもしれませんね。そういえば、ある説明会で、資料をただ棒読みするのに近いプレゼンテーションをされている方もありました。

 「 IT スキル標準」のスキル項目がすべて正しいわけではありません。まだまだ改善する余地がたくさんあります。例えば、上記のパーソナルな部分、「ソフトスキル」や「技能」と分類されている部分はスキル項目そのものがまだ貧弱です。しかし仕事を達成するためにはどのようなスキルが必要かを議論できる構造になっていることが重要です。それは達成度指標による「実績主義」だから初めて可能になるのです。今後議論を進めることによって、「資質(ソフトスキル)」や「技能」に分類されているスキルを詳細に具体化し、 OECD で言う新しい学力及び、世界の IT 人材に求められている能力にも対応できるスキル項目を作成し、 IT 人材育成を実施していかなければいけません。そうしないと今後、日本の IT 産業は衰退の道をたどる可能性があると思います。

もう一度、朝日新聞の記事の中から、

「多くの国の労働市場からすでに消えつつある種類の仕事に適した人材育成」
(朝日新聞( 2008 年 3 月 2 日付))

 この OECD 事務総長の言葉からどのようにしたら脱却できるか真剣に考える必要があると思います。

 尚、 2006 年に実施された PISA 調査は日本の教育界に大きなショックを与えたようです(当然です)。参考となる URL を紹介します。

http://www.p.u-tokyo.ac.jp/sokutei/pdf/200608/arimoto.pdf

 また、 Google などで PISA を検索すると、これ以外にもたくさんあります。興味のある方や危機感を持たれている方はぜひご覧ください。

********* 【筆者プロフィール】 ****************************************

清水千博
1974 年外資系コンピューターメーカー入社。長年マイコン開発システム(現:組込みシステム)の営業マネージャ、マーケティングマネージャ、 SE マネージャを歴任。その後 SE 教育マネージャ(日本およびアジア)となり活躍。 SE 認定制度および教育プログラムの確立と実施を行い、 SE 認定制度をアジア諸国( 7 カ国)に展開した。 ITSS 、 UISS のみならず、 ETSS のノウハウまで持つ数少ないコンサルタント。

2005 年 10 月 ( 有 )KB マネジメント設立
URL : http://www.kbmanagement.biz/
e-mail : shimizu@kbmanagement.biz

ITSS ユーザー協会正会員( 2004 年)
ITSS ユーザー協会認定コンサルタント( 2006 年 11 月)
ほか、現在 ITSS ユーザー協会教育企画委員会委員、 ITSS ユーザー協会スキルコンテンツ作成委員会委員、 ITSS ユーザー協会スキル標準委員会委員、 ITSS ユーザー協会 ETSS 実証研究ワーキンググループメンバーとしても活躍中。

【出版物】
「ソフトウェア・メトリクス:生産性、品質の計測方法からその全社的展開まで」(日経 BP 社)
原著:『 SOFTWARE METRICS: ESTABLISHING A COMPANY-WIDE PROGRAM 』 By Robert B. Grady, Deborah L. Caswell

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